
うちの子の毛玉や抜け毛、ブラシを見ただけでイヤイヤ…その気持ち、すごくわかります。大切な家族だからこそ、痛くないかな、やり方は合ってるかなと不安になりますよね。この記事では、初心者でも安心!犬のブラッシング基本のやり方を、やさしい手順とコツで丁寧にお届けします。
1. みんな同じことで悩んでるから大丈夫
- 毛玉ができやすい場所(耳の後ろ・わき・胸・内股)がうまくとかせない
- 力加減がわからず、皮膚を傷つけないか不安
- 短毛でもブラッシングは必要?どのくらいの頻度?
- ブラシの種類が多くて選べない
これらはよくある“あるある”。悩むことは自然なこと。コツを押さえれば、ブラッシングはうちの子との楽しいスキンシップに変わります。
2. 専門的なアドバイス(基本ステップ・発達段階・注意サイン)
獣医師も推奨する基本の手順
- 準備:やさしく声をかけてリラックス。全身に手を滑らせ、毛玉・もつれ・皮膚の赤みをチェック。必要なら低刺激のブラッシングスプレーを軽く。
- もつれほぐし:スリッカーブラシで毛先から少しずつ。耳後ろ・わき・内股などは特にゆっくり。引っかかったら無理に引っ張らず、細かく小刻みに。
- 本ブラッシング:背中など嫌がりにくい部位から、毛流れに沿って軽い力で。手の甲に当てて痛くない圧が目安。脚は下から上へ少しずつ。
- 敏感部位は最後に:顔まわり・足先・しっぽは短時間で。顎下の毛をそっと持って固定すると安全。
- 仕上げ:コームで全体をチェック。引っかかりは原因に戻って軽くほぐす。獣毛ブラシでつや出し、たっぷり褒めてごほうびを。
頻度の目安
- 長毛種・巻き毛:毎日~2日に1回(毛玉予防がカギ)
- 短毛・ダブルコート:2~3日に1回(換毛期は毎日軽く)
- ベストなタイミング:散歩後や就寝前など“毎日の習慣”に
発達段階に合わせた対応
- 子犬:1~2分の超短時間で“触られる練習”から。終わりは必ず楽しい印象に。
- 成犬:一定のルーティン(場所・合図・順番)で安心感を作る。
- シニア:関節に負担をかけない体勢で、休憩多め。皮膚が薄いので圧は特に軽く。
注意すべきサイン
- 赤み・湿疹・強いフケやベタつき
- 触ると強く嫌がる、出血や傷
- 耳や皮膚からの悪臭、しこりに気づく
これらが続く、急に悪化する場合は早めの診察が安心。ブラッシングは皮膚トラブルの早期発見にも役立ちます。
3. 忙しくても続く、実践的なコツ
- 1分ルール:毎日1~3分の“ながらケア”でOK。テレビ前や散歩後にサッと。
- ごほうび作戦:始める前・途中・終わりで小さく褒めて強化。苦手部位はごほうびの頻度を上げる。
- 保定の工夫:膝の上、滑らないマット、軽くリードで位置キープなど安全第一で。
- 嫌な部位は“最後に少し”:成功体験で終わるのがコツ。
- 低コスト術:ラバーブラシや濡れタオルで抜け毛ケア。静電気防止に軽いミストも◎
- 強くこすらない:皮膚トラブルの原因に。ブラシは“すべらせる”感覚で。
4. おすすめ商品・サービス(安全性とコスパ重視)
基本アイテム
- スリッカーブラシ:毛玉・もつれほぐしの主役。先端保護付きで皮膚にやさしいものを。
- ピンブラシ/獣毛ブラシ:ボリューム出し・つや出しに。
- コーム:仕上げチェック用。粗目+細目の2WAYが便利。
- ラバーブラシ:短毛や換毛期の抜け毛取りに快適。
- 低刺激のブラッシングスプレー:無香料・低刺激で被毛タイプに合うものを。
選び方のポイント
- 犬のサイズ・被毛タイプ(長毛・短毛・ダブルコート)に合うサイズ感
- 持ち手が滑りにくく、軽量で疲れにくいもの
- レビューや専門家監修の表記があると安心
コスパの良い選択
- 初心者は「スリッカー+コーム」の2点セットからスタート
- デシェッダー系は換毛期だけに限定使用すると被毛を痛めにくい
- 月1~2回のサロンケアを組み合わせると、自宅ケアがぐっと楽に
まとめ
初心者でも安心!犬のブラッシング基本のやり方は、むずかしいテクニックより“痛くしない・短く無理なく・褒めて終わる”が合言葉。今日から1分の習慣で、毛玉知らずのふわさら被毛と、うちの子のごきげん時間を育てていきましょう。
