
大切なうちの子のために「何をいつやればいいんだっけ?」って、毎年ちょっと不安になりますよね。 忙しい日々の中で、ワクチンやフィラリア、ノミマダニ…抜けがちなのも当たり前。 このページは、年間で整えるペットの予防医療カレンダーをやさしく整理して、安心して続けられる形にぎゅっとまとめました。
みんな同じところでつまずくから大丈夫
- 混合ワクチンって年1?何月に打てばいい?
- フィラリアはいつからいつまで?猫も必要?
- ノミ・マダニは冬も対策したほうがいい?
- 健康診断の頻度や内容がわからない
- 予定をうっかり忘れてしまう…
迷うのは自然なこと。年齢・体質・暮らし方で最適解は少しずつ違います。 ここから“うちの子仕様”に微調整していきましょう。
獣医師がすすめる年間の基本(犬・猫共通の目安)
地域や病院の方針、体質で時期が前後することがあります。
- 混合ワクチン:年1回(子犬子猫は生後2〜3か月から2–3回の初回シリーズ→1年後に追加)
- 狂犬病(犬):年1回。法律で義務。多くは春(4〜6月)に接種
- フィラリア予防:蚊の活動期に月1。目安は5〜12月(猫もかかるため予防推奨)
- ノミ・マダニ:通年が安心(暖冬や屋内でもリスクあり)
- 健康診断:年2回が理想(若齢は年1回でも、シニアは年2回以上を目安)
- 避妊・去勢:およそ生後5〜6か月頃が目安
月ごとのカレンダー(例)
- 1–3月:年間計画づくり・体重測定の習慣化。混合ワクチンの月を決める。通年のノミマダニ継続
- 4月:犬は狂犬病予防接種(登録・注射済票の更新も)。心音チェックと血液検査でフィラリア薬の前検査
- 5–12月:フィラリア予防を月1で継続(投与日は毎月同じ日に固定)。ノミマダニも継続
- 誕生月あたり:混合ワクチン(犬猫)。副反応観察のため、この日は安静に
- 半年ごと:健康診断(身体検査+血液検査)。必要に応じて便検査・尿検査・画像検査
- いつでも:歯みがき習慣、体重・食欲・排泄の変化チェック、シニアは関節や心・腎のサインに注目
年齢別のポイント
- 子犬・子猫:初回ワクチンシリーズ完了までは人や動物との接触場所に配慮。寄生虫予防は体重に合った用量で
- 成齢:年1のワクチン、通年寄生虫対策、年2回の検診でベースを固める
- シニア:検診は年2回以上を目安。関節、歯、腎・心臓の早期変化を丁寧にチェック
気づいたら受診を検討したいサイン
- 元気・食欲の低下、咳、運動を嫌がる、急な体重変動
- 嘔吐や下痢が続く、排尿・排便の異常、皮膚を強く掻く
- 口臭・歯ぐきの赤み、歩き方の変化
今日からできる実践のコツ
- 日付固定:予防薬は「毎月◯日」に統一。家賃・給料日とリンクさせると忘れにくい
- リマインダー:スマホの予定表と冷蔵庫のミニカレンダーで二重管理
- 1回分ストック:旅行や体調不良に備え、予防薬は常に1回分の予備をキープ
- ヘルスログ:体重・食欲・うんちの状態をメモ。写真で残すと変化に気づきやすい
- 歯みがきは“週3”から:無理なく短時間で。ごほうびをセットにして楽しい時間に
- 室内ケア:寝具は高温乾燥、掃除機はすき間まで。ノミマダニ対策の基本は環境整備
おすすめ商品・サービスの選び方
- 予防薬:月1チュアブルやスポットオン。ノミ・マダニとフィラリアを一緒に対策できるタイプは時短・高効率
- 歯みがき:やわらかめのペット用ブラシ+酵素系ペースト。指サック型は初めてでもトライしやすい
- 投薬サポート:ピルポケットや液剤用シリンジがあると失敗しにくい
- ケアツール:ダニ取り具、爪切り、ペットスケール(小型はキッチンスケールも代用可)
- 健康プラン:年2回検診や予防薬がセットの病院プランはコスパ◎、家計の見通しも立てやすい
最後に
年間で整えるペットの予防医療カレンダーは、うちの子の「今と未来」を守る心強い味方。 無理のないペースで、できることから一歩ずつ。毎年少しずつの積み重ねが、長く元気でいてくれる近道になります。
