
大切な家族を守るために「いつ、何を打てばいいの?」と不安になりますよね。副反応は?費用は?忙しくても続けられる?——その気持ち、よくわかります。この記事では、犬・猫の予防接種スケジュールをやさしく整理し、今日から実践できるコツまでまとめました。読後には「うちの子に合った計画でいけそう!」と安心していただけるはずです。
1. みんなが悩むポイント、あなただけじゃありません
- 子犬・子猫の開始時期と間隔がややこしい
- 成長後は「毎年?それとも数年おき?」がわかりにくい
- 副反応や体調不良時の対応が不安
これらは多くの飼い主さんが感じる自然な悩み。スケジュールの「型」を知り、愛犬・愛猫の生活に合わせて調整すれば大丈夫です。
2. 専門的なアドバイス(基本の型)
コアとノンコアの考え方
コア=重篤な病気を防ぐ“必須”ワクチン。ノンコア=生活環境により“必要に応じて”選ぶワクチン。抗体検査で間隔を個別調整するアプローチも広がっています。
犬の予防接種スケジュール
- 子犬:生後6〜8週で開始、2〜4週おきに16週(できれば18週)までコア(ジステンパー・アデノ・パルボ等)。最終接種の約1年後にブースター。
- 成犬:コアは1〜3年ごとに追加。ノンコア(レプトスピラ、ボルデテラ等)は環境次第で年1回を目安。
- 狂犬病:日本では生後91日以降に初回、その後は年1回が法的義務。
猫の予防接種スケジュール
- 子猫:生後8週で開始、4週間隔で2〜3回(16週以降まで)コア(ヘルペス・カリシ・パルボ)。約1年後にブースター。
- 成猫:コアは1〜3年ごと。FeLV(猫白血病)は外出・多頭・若齢などリスクが高い子で年1回を検討。
- 地域により狂犬病接種を勧める場合あり(日本では猫は法的義務なし)。
注意したいサイン
- よくある軽い反応(24〜48時間):元気消失、食欲減少、注射部位のしこりや痛み、微熱。
- 至急受診:顔の腫れ、じんましん、激しい嘔吐・下痢、呼吸が荒い・ぐったり、失神。
- 体調不良・発熱・妊娠中・持病のコントロール不良時は接種を延期・要相談。
3. 今日からできる実践的なコツ
- 予定管理:誕生月に固定し、スマホのリマインダーとワクチン手帳(紙/アプリ)の二重管理。
- 通院ストレス軽減:犬は散歩後の落ち着いた時間に予約。猫は上開きキャリー+ブランケット、フェロモンスプレーで安心度UP。
- 当日ケア:空腹すぎない状態で来院、帰宅後は安静に。水はOK、激しい運動は24時間控える。
- 個別化:コアは抗体価検査で間隔を調整(すべての病院で実施できるとは限らないので要確認)。
- 忙しい方:予防接種と年1回の健康診断を同日実施して一気に完了。
4. コスパと安心を両立!おすすめ商品・サービス
- ワクチン記録アプリ/ノート:接種履歴と次回予定を家族で共有。
- 通気性の良いキャリー(猫は前・上開き両用が便利)、車移動はクールバッグや保冷剤で温度管理。
- ごほうび用リッキーマットやペーストトリーツで「病院=いいこと」の学習づけ。
- 動物病院の定期健診+予防セットプラン、自治体の犬の狂犬病集合注射で費用を最適化。
- ペット保険の予防特約があれば活用(補償内容は事前確認)。
まとめ:スケジュールは“型+うちの子らしさ”で
犬・猫の予防接種スケジュールは「子期に複数回→1年後ブースター→成長後は1〜3年ごと(犬の狂犬病は毎年)」が基本。そこに生活環境や体質、抗体検査の結果を重ねて、あなたの家族にちょうどいい計画を。迷ったら、最近の体調・暮らし方をメモして動物病院で一緒に作戦会議しましょう。あなたの愛情が、いちばんの予防です。
